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11月9日、雨が予想された天気も、やや曇り程度、寒くはなく風もない、サッカー観戦には絶好の日であった。朝、近くのコンビニエンスストアーで、豊田スタジアムで開催されるJリーグの名古屋グランパスエイトVS横浜Fマリノスの試合のチケットをゲットした。半年以上ぶりのゲーム観戦に胸が躍る。今回は次女の有咲(ありさ)4歳と観戦に出かけた。豊橋から名鉄を乗り継いで豊田へ到着した。スタジアムに向かう人の波にもまれながら、娘と手をつないで歩いた。スタジアムにはいると、少し暗い感じがした。見上げると、ピイッチ上にある開閉式の屋根が閉まっていて、照明に明かりがともっていた。これならば、観客も選手も雨でも好条件でプレーができると感じた。娘は終始無言で雰囲気に圧倒されているようだ。席に着くとキックオフ間近、メンバー紹介が始まった。前回、5月に観戦したときから6ヶ月しか経過していなにもかかわらず、グランパスは監督がネルシーニョに交代し、メンバーも替わっている。特に、元セレソンのマルケスが加わってからは、ファーストステージでの安定した守備に加え、今まで以上に試合を支配している時間帯が多くなったように思われた。今日は彼のプレーと、ネルシーニョの采配を楽しみのやってきた。ネルシーニョになってからは中盤の選手が、ほとんど毎試合入れ替わっている。まだ彼は選手の適正と、良い組み合わせを試しているように見える。それでも首位とはわずかの勝ち点差で、優勝も夢ではない順位にいる。今日のマリノス戦は優勝争いに踏みとどまるには落とせない一戦である。

グランパスはほぼフルメンバーであった。それに対しマリノスはエースストライカーの久保と右サイドの佐藤を警告の累積による出場停止で欠いた布陣。中盤をどちらが制するかが、勝負の分かれ目になると見ていた。先制点は、以外に早い時間帯に生まれた。12分グランパスのコーナーキック、ショートコーナーを吉村がファーサイドに上げ、こぼれたボールがパナディッチへ、彼がクロスを入れる。フリーになっていたウェズレイが見事なボレーで豪快に決めた。その後は一進一退の攻防を繰り広げていたが、中盤では、グランパスが両サイドの中谷、海本幸治郎を有効に使って、優勢に試合を進めているように見えた。特に右サイドではマリノスの奥がサイドから中央にポジショニングをすることが多く、海本がフリーで受けることが多かった。グランパスのマルケスがやや引いて2列目に入っているようで、3−6−1のフォーメーションになるのに対して、マリノスは、4−4−2で両サイドバックのポジショニングとスペースに問題を抱え、中盤でもグランパスが数的優位を作っているようであった。しかし、34分中盤で奪われたボールからうまくつながれ、坂田にゴールを献上する。うまいパスワークで、綺麗なゴールであった。ため息。このまま前半は終了した。それにしてもピッチ状態が悪い、芝が捲れ上がってくるところがあり、ピッチがあれた状態である。スタジアムはすばらしいのに芝の生育がうまくいっていない様子である。スタンドが高く芝に日光がうまく当たっていないのであろうか?せっかくの白熱した試合が、荒れたピッチで台無しにならないように祈るだけである。

後半に、マリノスがメンバーチェンジをしてきた。中盤の永山に変えて清水を投入してきた。ツートップからスリートップ?あるいは1トップ気味にし、ポジションチェンジを盛んに行い、揺さぶりをかけてきた。後半が始まって間もない49分、グランパスのゴール前でマリノスのフリーキック、信じられない光景を目にしてしまった。さほどスピードのないボールが楢崎の手をかすめゴールへコロコロと転がり込んだ、楢崎が身動きがとれずうなだれている。明らかに彼のミスに見えた。責任感の強い彼のこと、この後のプレーに影響しなければ良いと願うばかりである。しかし、試合はグランパスペース中盤では相変わらずグランパスが制しているし、マリノスの坂田、清水が引いてボールを受けにいくのに対しても、センターバックの大森、古賀は引っ張られず、巧くアウトサイドとボランチにマークを受け渡して、2列目の飛び込みに備えてほころびを見せない。53分に滝澤に変えて岡山を投入し彼をトップ下に、中村をボランチのポジションに置いた。さらにグランパスのボールの廻りが良くなる。68分マルケスが中盤からドリブル突破で松田と1対1に、彼をかわしてペナルティーエリアに入ろうとしたとき、松田にファールを受ける。1発レッドカードでもおかしくないファールであったがイエローカード。このファールで得たフリーキックをウェズレーが壁の上を越えゴール左にきれいに決めた。GK榎本は一歩も動けず、ただ見送るだけであった。

同点ゴールの興奮もさめやらぬ、キックオフ直後、再びマルケスのドリブルが棒立ち状態のマリノス守備陣を切り裂く、たまらず松田がファールで止める。抜かれればGKと1対1の状況で、退場覚悟のファールであろう。案の定2枚目のイエローカードが出され、松田は退場に、ここで得たフリーキックもウェズレーが狙った。先ほどのゴールとは違うコース、ゴール左上に飛んだ、入ったと思ったが、GK榎本が、セービング。コースを読んでいたのだろう。グランパスは10人になったマリノスに容赦なく、襲いかかり中盤のプレスでボールを奪取し、マリノスゴールへ襲いかかる。マリノスはそれでも3バックにして、前線の人数は減らしてこない。そればかりか、坂田に換えて阿部を投入し攻撃の手を緩めようとしない、しかし数的優位のグランパスは圧倒的にサイドを制し、3点目が入るのも時間の問題と思われた。

ついに右サイドを割った海本のセンタリングからウェズレーが決勝点を決めた。ウェズレーはハットトリックを達成。スタンドは歓喜の渦に巻き込まれた。そして試合は終了。互いに展を取り合うスペクタクルな展開の見応のある試合であった。楢崎のミスによる点を除いては、得点もすべてスーパーゴールで、サッカーの面白さを堪能できた。

私が観戦にゆくと、グランパスはほとんど負けない。確か、今監督のネルシーニョが率いていた全盛期のベルディーにベンゲル率いるグランパスが瑞穂での首位攻防戦を見に行って、グランパスが負けたのを一度経験しただけであろう。そうです私は勝利の女神(失礼、女神じゃないですね)です。これからもグランパスにはがんばってもらいたいものです。

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