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待ちに待ったワールドカップがやってきた。私がWorld Cupに出会ったのは中学2年生の時、1978年アルゼンチン大会の時でした。当時、夜中に遅く眠い目をこすりながらテレビを見いて受けた衝撃が昨日のように思い起こされます。マリオ・ケンぺス、ジーコ、カールハインツ・ルンメニゲ、デビューしたての若きプラティニ。彼らの華麗なテクニックが当時少年であって私を魅了しました。中学校、高校、大学とサッカーをして過ごした青春時代の原点がワールドカップにあるのです。当時はサッカーはマイナースポーツで、テレビでの中継などなく、今のようにセリエAやリーガエスパニョーラ、プレミアリーグ、ブンデスリーガと現在は毎日のように海外のリーグまで見られる環境とは大違いでした。毎週土曜日に三重テレビで放映されていた(東京12チャンネル現在のテレビ東京系列)ダイアモンドサッカーを楽しみにしていたぐらいです。ましてや日本リーグなどの放送はなく、正月の天皇杯と高校サッカーぐらいしか機会がありませんでした。日本がワールドカップに出場できるなんて夢のようなことだと思っていたし、ましてやワールドカップを日本で開催できるなんて全く考えられませんでした。あれから22年の歳月が過ぎ、その間ずっとワールドカップを見続けてきました。まだ、Jリーグが始まる前の日本リーグ、日本代表の試合、トヨタカップなど、観戦してきました。やはりなんでもそうですが、ライブによる感動、感激は何にも代え難いものがあります。 テレビでの中継技術が発達した現在でも生で体験すると10倍にも100倍にも感動できるのです。私は日本の10.19も国立競技場で悔しい思いをしたオールドファンです。Jリーグが始まってからは日本代表の試合は人気が高く見に行けませんが、Jリーグは何回か見に行っています。(最近は忙しくて3年ぐらい見に行っていませんが・・・。)夢にまで見たワールドカップが見られる、日本で開催されるなどと言うことは私が生きている間に最初で最後だと思い、どうしても見に行かなければいけないと思い、チケットをやっと手に入れました。(日本戦は手に入れられませんでした)
6月11日静岡スタジアムエコパ。ドイツvsカメルーン、E組最終戦で、しかも両チームとも決勝トーナメント進出をかけた重要な試合。真剣勝負が期待されました。しかし、あいにくの雨が試合前から降っていました、ピッチの状態や、観戦の際の視界が危惧されました。豊橋駅からJR東海道線で浜松駅で乗り換えをして約1時間、愛野駅に着いたときには、試合開始時間の4時間以上も前なのに結構沢山の人がいて、駅周辺の露天で飲み物や食べ物を購入したりサッカーグッズを購入したりしていました。私もスタジアムの開門が5時30分と、1時間ぐらい時間があったので、駅周辺の露天でドイツ代表チームのTシャツを買ってしまいました。もちろん私が応援するのはドイツです。高校時代に自分たちのチームのユニフォームをキャプテンであった特権で、当時の西ドイツ代表と同じユニフォームにしてしまった程のドイツファンです。
雨がかなり降っていたので開門したらなるべく早くスタンドに入ろうと思い(スタンドの観客席の80%は屋根により覆われ、雨に濡れることなく観戦できることがワールドカップを開催するスタジアムの条件です)スタジアムに歩を進めましたが、長蛇の列でなかなか前に進めません。何しろ5万人の観衆に対してチケットの確認とセキュリティチェックを行うのですから、時間がかかるのは当然です。
試合のかなり前にスタジアムに行って、雰囲気を味わうのもスポーツを生で観戦することの醍醐味です。だんだん日も暮れて来て、7時頃には雨も止んできました。随分雨はたくさん降っていたのに、私が危惧したことは取り越し苦労でした。ピッチに水がたまることなく水はけもいいし、芝の状態も最高に見えました。また、スタジアムのどこからでも試合がよく見えるようにスタジアムは設計してあり、最高のスタジアムでした。このようなスタジアムが日本各地に10会場も作られただけでも日本でワールドカップが開かれた意義はあると思います。また、キャンプを誘致した自治体では、練習場も芝で整備され、今後サッカーをする環境が益々良くなったことでしょう。試合前のこのときに携帯電話で、フランス予選敗退の知らせを聞きました。前回優勝国で今回も優勝候補の筆頭に挙げあれていたのに、前評判は当てになりませんこれがワールドカップなのでしょう。
さて、試合開始前の練習の時から両チームの応援合戦が繰り広げられ、練習が終わって選手入場前にはウェーブが起こるほど盛り上がっていました。FIFAのFair playFlagに続いて、両国国旗が入場し、いよいよ選手入場です。入場してきた選手を見、大歓声を聞いたときには鳥肌が立ち胸が熱くなり、涙が出てきました。起立し両国の国歌斉唱。隣にいた20代後半と見られる日本人女性がドイツ語でドイツ国歌を歌っていたのにはびっくりしました。キックオフの瞬間、また鳥肌が立ち胸が熱くなり、涙が出てきました。試合はご存じの通りファールが多く、荒れた試合になりました。開始すぐにゲームをコントロールするためにレフェリーがイエローカードを出したのでしょうが、それでも荒れたファールの多い状況は変わらず、そのファールを基準にレフェリーがイエローカードを出し続けために全くコントロールが利かない試合になってしまいました。前半はカメルーンに決定的なチャンスが2〜3度あり、カメルーンペースで進行していました。歓声とため息、拍手だらが音頭を取っているわけでもなく揃ってわき上がります。そしてドイツは前半40分に守備的MFラメロウが2回目のイエローカードで退場処分になり10人で戦いことになってしまいます。しかし、10人とは思えないほどの組織力で局面での数的不利を作らせないポジショニングで前半を0- 0で切り抜けると、フェラー監督はFWをヤンカーに変えて、ボーデを投入、これがズバリ当たりました。後半にはいると10人で戦っているとは思えないほどの守備からカウンターをねらう展開で、後半4分交代出場したボーデがスルーパスから抜け出し先制ゴール、その後も1人多いカメルーンがボールを支配し攻め込みながらもドイツの堅い組織的な守備の前に攻めきれず進みました。そしてカメルーンにも退場者が出て同じ人数になると、後半34分クローゼがクロスにヘディングで合わせて追加点。結局、カメルーンは高い身体能力とテクニックを生かし切れないままドイツの組織的な守備の前に屈したのでした。終わってみればイエローカード16枚の新記録その辺は後味の少し悪い試合となってしましたが私は十分にワールドカップを堪能いたしました。Master CardのCMではないですが、「お金では買えない価値がある」というキャッチコピー、私にとっては本当にお金では買えない価値がありました。午後から診療を小嶋先生とスタッフよるブラッシング指導と予防処置にしてしまい患者さんにはご迷惑をおかけしました。お許しください。
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