昨日、菅沼矯正歯科での診療と残業を終えて午後9時30分頃帰路につきました。自宅に帰ると次女と三女がテレビを見ていました。その番組は中京テレビ(日本テレビ系列)の映画、金曜ロードショーでした。映画はジョニー・デップ主演の「チャーリーとチョコレート工場」でした。
ビールを飲みながら何となく、子供たちが見ていたこの「チャーリーとチョコレート工場」を見ていると、ジョニー・デップ演じるちょっと奇妙な格好をしたチョコレート工場長のウィリー・ウォンカが登場、変わり者キャラクターを演じているが、ニッコリと笑うと「綺麗に揃った歯並び」が一際目を引きます。
そのまま、見ているとウォンカが少年時代の想い出の回想シーンに・・・。
ジョニー・デップ演じるミスター・ウォンカのお父さんは歯科医師、それも私と同じ矯正歯科医。ウォンカのお父さんはウォンカの矯正歯科治療をしてるのであるが、頭から顔を覆う信じられないようなハードコアな顎外矯正装置を装着している。私だったら自分の子供には「決して装着しない」と思うような装置でした。そして、今夜、この「チャーリーとチョコレート工場」を見ている少年や少女がこんなハードな矯正装置を観ちゃうと「私、絶対に矯正歯科治療をやりたくない!」と思ってしまうのではないかと心配になりました。
皆さんご安心下さい。こんなハードな矯正装置はありません。そして家の外でお口の外に出る顎外矯正装置を装着することも菅沼矯正歯科ではありませんよ。当然、最近ではTADを利用しインプラント矯正を行う関係から、大人の方には顎外矯正装置を装着することもなくなりましたね。
さて、ウォンカのお父さんはかなり厳しく、「お菓子は虫歯の素、チョコレートなんて時間の無駄」と断言し、息子の目の前でハロウィンで貰ってきた彼のお菓子を暖炉に投げ込むほど。息子にチョコレートやキャンディーを全く食べさせてくれません。その反動でウォンカはショコラティエになると言い出し、父親に「お前の帰る家は無い」と見捨てられてしまいます。
確かに甘いチョコレートは虫歯の原因にもなりやすいので、矯正歯科医としては積極的にお勧めするべき食べ物ではありませんが、チョコレートを食べた後にきちんと歯磨きをすれば、矯正歯科治療中でも禁止という訳ではありません。ちゃんと食べた後に歯磨きをすれば矯正歯科治療中も好きなお菓子は食べられますよ。
さて、この映画のテーマに触れるのは最後のほんの10分ほどでしょう。
少年チャーリー・バケットは工場内でさまざまなハプニングを乗り越えて、最後に残った子供である為にウォンカから工場を継ぐように言われる。しかし、「家族を捨てること」が後継条件だったので、「家族を捨てることはできない」と拒否する。
その後、街で靴磨きをしている時にウォンカと再会し、一緒に父親の元を訪ねる。
ウィリー・ウォンカの歯科医の父親の診療室では息子であるウィリー・ウォンカの新聞記事のスクラップを額縁に入れて壁いっぱいに飾ったり、歯を診ただけでウィリーだと分かるなど、本当は心の奥底では息子を愛し、気遣い、誇りに思っていたことが判明する。チャーリーの仲介により、ウォンカが歯科医の父親と和解することができたのだ。
チャーリーは再びウォンカに工場の跡継ぎの話を出され、「家族も一緒なら」という条件のもとに受け入れる。
何よりも大切なのは「家族」。そんなテーマを最後に確認でき子供たちが観ていて心に残ってくれれば嬉しいと感じる映画でした。
矯正歯科治療はアメリカでは親が子供にしてあげる最大のプレゼントだと言われています。子供を思う親の気持ちを表したウォンカ親子のエピソードだったのですね。
「綺麗な歯並びで健康的な生活を!」
”For your Beautiful Smile & Healthy Life"
愛知県豊橋市の「菅沼矯正歯科」