Dr.Q's BLOG

2010.05.28更新

 「幼稚園の歯科健診で園児のお子さんのむし歯や歯並びを診査」

昨日、2010年5月27日(木)は菅沼矯正歯科は休診日でした。しかし、私は仕事で園医を務めている豊橋市牛川町の私立の幼稚園 牛川育英幼稚園に歯科健診に行ってきました。昨日は、雲一つない快晴で室内での仕事をするにはもったいないほどの休診日でしたが、朝から歯科健診を行ってきました。幼稚園のお子さんは、みんなとてもかわいらしく、元気に「おねがします」と挨拶をして、緊張しながら精一杯大きなお口を開けて歯を見せてくれました。(年少さんでは2〜3人のお子さんはちょっとぐずっていましたが・・・)
そして、見終わると大きな声で「ありがとうございました」と挨拶をして行きます。何時までのこの子供の頃の純真な気持ちを持っていてもらいたいものですね。
午前中いっぱい掛けて、160人あまりのお子さんのお口の中を拝見してきました。

東京から豊橋に帰ってきて、牛川育英幼稚園の園医になり歯科健診を始めた頃はむし歯がとても多くて驚いた記憶があります。東京歯科大学歯科矯正学講座に在籍していた当時には医局から派遣されて医局員が順番に東京都江戸川区の三歳児歯科健診を担当していました。当時から、江戸川区の三歳児歯科健診では滅多にむし歯にはお目に掛かりませんでしたので東京の大都会と豊橋という地方都市での口腔衛生環境とデンタルIQの差に愕然としたのです。20年弱経過して、ここ数年やっと、牛川育英幼稚園でもむし歯があるお子さんが少なくなり、むし歯になってもきちんと治療をしてあるお子さんが増えてきました。そして、乳臼歯をきちんとシーラントしてむし歯予防しているお子さんも増加してきています。確実に子供のむし歯予防は豊橋でも進んできていることを実感します。

さて、その反面、不正咬合は食生活の変化と共に年々、増える傾向にあるようです。
乳歯列期から永久歯に交換する歯列の空隙が少なく、中には乳歯列にもかかわらず歯が並びきらずに叢生になっているお子さんもお見えでした。叢生、上顎前突、反対咬合、交叉咬合、開咬、過蓋咬合など・・・。
そして、先天欠如歯や癒合歯、小帯付着異常など、今後の永久歯の歯並びに影響を及ぼしそうな状態のお子さんも多く見られました。

今後、歯科医院に健診票を持って受診した際には、適切なアドバイスや指導をしていただけることを願っています。
また、園医としてお子さんたちが元気に健康に成長してくれるように願っています。

「綺麗な歯並びで健康的な生活を!」
 ”For your Beautiful Smile & Healthy Life" 
愛知県豊橋市の
「菅沼矯正歯科」

投稿者: 有限会社イーオルソサービス

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