昨日、2009年10月29日(木)は菅沼矯正歯科は休診日でしたが、久々に休診日を利用して妻と映画鑑賞にユナイテッドシネマ豊橋18に行ってきました。ちょうど前日28日(水)には故マイケル・ジャクソンの「THIS IS IT」が全世界同時上映で封切られたところでした。朝のワイドワイドショー番組でも「THIS IS IT」のニュースで持ちきりでした。ユナイテッドシネマ豊橋18に到着すると午前9時30分からのチケット売り出しに列を作っていました。ほとんどの方が「THIS IS IT」を見に来たようです。予約正規での鑑賞だったようですね。2週間の限定とのこと、私もマイケル・ジャクソンの音楽とダンスで育った世代ですので、この2週間のうちに時間を作って見に行こうと思います。
さて、私たちは「沈まぬ太陽」を選び観てきました。山崎豊子の長編小説の映画化で、主演は世界の渡辺謙です。3時間22分と長時間の作品であり、上映途中に10分間の休憩が入りました。この作品は国民航空(モデルは日本航空)社員で同社労働組合委員長を務めた主人公、恩地元(実在の日本航空元社員・小倉寛太郎がモデル):渡辺謙は、人命を預かる航空会社の不条理をただし、逆境に追いやられカラチ、テヘラン、ナイロビと10年間におよぶ海外辺地勤務、彼が受けた受けた不条理な内情を描き、さらに、航空史上最大のジャンボ機墜落事故、会社立て直しを阻む政・財・官の闇。恩地のさまざまな困難に、不屈の精神で立ち向かう姿を描いた作品です。
原作の単行本発売から10年。壮大なスケール、モデルになった企業や人物との関係などから、映像化は困難と言われていました。しかし、経済状況が悪化し、会社と個人の関係が改めて問い直される今、映画が完成。日本航空の再建問題が連日報じられる中で封切られました。
主演の渡辺謙はこの「沈まぬ太陽」公開の舞台挨拶で
「自分の映画に感動して泣いているわけじゃないんです。どれだけ大変な思いをして作ったか、ちょっとだけご理解いただければ。僕たちだけじゃなく、たくさんのプロデューサーが、やりたいと思ってきました。熱い思いを忘れることがないよう、(墜落事故で亡くなった)520人の方々、ご遺族の気持ちも絶対忘れないように…。そういう気持ちで作りました。」と号泣したそうです。
私が東京歯科大学の学生時代に起きた日航機墜落事故。当時、大規模災害での身元確認に歯形が使われ、法歯学が注目を集めていました。20年以上も前のことですが、あの時の衝撃を思い起こさせる映画であり、渡辺謙の舞台挨拶での思いが伝わる作品でした。そして今、話題の日本航空再建問題・・・。
仕事、会社、家族、友人関係、人生など考えさせられた映画です。是非、機会があれば「沈まぬ太陽」観て下さい。
そして夜はフジテレビドラマ「不毛地帯」を観ました。これも山崎豊子の小説のドラマ化です。フジテレビ開局50周年記念ドラマだそうです。フジテレビは同じ山崎豊子の「白い巨塔」が開局45周年記念ドラマで、主人公の財前五郎役を唐沢寿明が演じました。今回の「不毛地帯」の主人公、壱岐正も唐沢寿明が演じています。昨日は第3話、半年に及ぶ連続ドラマとのこと、見逃さないように気をつけなければ・・・。
それにしても、時期を同じくして山崎豊子の小説が映画とドラマに・・・。いま、山崎豊子ブーム?でしょうか?
来週も「不毛地帯」楽しみです。
「綺麗な歯並びで健康的な生活を!」
”For your Beautiful Smile & Healthy Life"
「菅沼矯正歯科」