Dr.Q's BLOG

2009.03.26更新

アメリカの矯正歯科の学会Angle Societyで発表2

Angle Societyでは2名のアメリカの著名な矯正歯科医の講演も聴いてきました。
21日はDr.Peter Wing Hong Nganが"Effective Maxillary Protraction for Class III Patient"と題した反対咬合患者に対しての上顎前方牽引に関しての治療を報告しておりました。Dr.Peter Wing Hong Nganは香港出身の中国系の方ですがWest Virginia Unitersity,School of Dentistry(ウエストバージニア大学歯学部)Depatment of Orthodontics(歯科矯正学講座)のProfessor and Chairman(主任教授)をされています。成長期の反対咬合の患者に上顎急速拡大装置と上顎前方牽引装置(フェイシャルマスク)を使って上顎が Point Aで5mmも前方に出てきている症例を見せて頂きました。また、TADやミニプレートインプラントとフェーシャルマスクを使用した治療の症例などを見せて 頂きました。そして分析から将来、顎骨の外科的手術が必要となる割合に関しての公式に関して紹介していました。
非常に興味深く、ためになる講演でした。







22日はDr. Timothy J. Tremontが"Treatment Goal and Precision in Orthognathic Surgery"と題し、矯正治療のゴールに関して、特に外科的なアプローチを行う際の治療ゴールが顔の審美性にあることを講演されました。Dr. Timothy J. Tremontはペンシルバニアのホワイトオークで開業されていますが同時にWest Virginia Unitersity,School of Dentistry(ウエストバージニア大学歯学部)Depatment of Orthodontics(歯科矯正学講座)のClinical Assistant Professor(臨床准教授)をされています。
外科的手術における上顎の位置決めの前後的、垂直的位置決めと、咬合平面と決定の仕方に関して詳しく講演されていました。アメリカでは機能より審美のこと を強調される先生が多いように感じていましたが、けっして機能をおろそかにしている訳ではなく、それ以上に細かな審美的なことを追求していることが伺えま した。











お二人の講演とも非常に臨床的で参考になることを多く聞くことが出来ました。
これからの
菅沼矯正歯科での治療にも取り入れられることを取り入れていきたいと思います。

「綺麗な歯並びで健康的な生活を!」
 ”For your Beautiful Smile & Healthy Life" 
「菅沼矯正歯科」

投稿者: 有限会社イーオルソサービス

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