豊橋歯科衛生士専門学校歯科矯正学講義と中日本矯正歯科医会例会出席
昨日、12月10日(水)は都合により菅沼矯正歯科を休診させて頂きました。代わりに本来は休診日である本日12月11日の木曜日に診療させて頂いています。
昨日は、午前中に豊橋歯科衛生士専門学校の 歯科矯正学の講義がありました。1年生の歯科矯正学の講義で私が担当したのは教科書の第5章「矯正治療の生物力学 ー 矯正力と歯の移動」と第6章「矯正診断に関する知識」でした。44名の若い女性を飽きさせずに1時間半ずつの講義を立て続けて3時間行うことは至難の業で す。途中でちょっと居眠りをしている子も見受けられましたが、ほとんどの学生は真面目に聞いていました。学生が一番興味を示したのは、患者さんの矯正歯科 治療の治験例を見せたときでした。ダイナミックに変化していく歯並びと咬み合わせに驚いたいたようです。それから治療後の患者さんが治療前とは別人のよう に美しくなっていたことに驚いていたようですね。「先生、矯正歯科治療をすると歯並びが綺麗になるだけじゃなくて美人にもなるんですね」と・・・。
午後からは愛知県名古屋市名駅前の名鉄グランドホテルで開催された第127回中日本矯正歯科医会例会に出席してきました。豊橋歯科衛生士専門学校の講義を終えてからJR豊橋駅に直行し新幹線で移動しました。今回の中日本矯正歯科医会例会は臨時総会も開催され平成21年度の事業計画と予算案が執行部より示され承認されました。
その後、三重県津市でご開業の中藤剛会員から「矯正臨床41年を振り返って」と題した会員発表が行われました。矯正歯科治療とその安定性に関して舌・咀嚼 筋機能、異常嚥下癖等のとの関連について発表されました。発表の中には中藤先生の愛知学院大学歯科矯正学講座の先輩に当たる私の亡き父のこともお話しされ ていました。先輩後輩の師弟関係はいつまで経っても変わらないんですね。
引き続き、日本矯正歯科学会理事長の後藤滋巳先生(愛知学院大学歯学部歯科矯正学講座教授)が「矯正歯科治療の社会的認知の向上を目指して」と題した特別講演をされました。日本矯正歯科学会の 理事長でありいろいろな関連学会の理事もされているお忙しいところをわざわざ時間を割いてお話しされました。就任されてから約半年に行われた日本矯正歯科 学会の改革や継続案件への対処、新規事業などを詳しくご説明されました。講演予定時間をオーバーして熱のこもった講演をされました。現在から次世代に良質 な矯正歯科治療を提供していくために日々の研鑽と矯正歯科治療が一層の社会的認知を受け需要をさらに高める努力が必要であることを訴えられていました。
私も日本矯正歯科学会の啓発・広報・HP委員会の幹事として少しでもお役に立てば幸いと思っております。
終了後には懇親会が開催されました。いろいろな先生方と話しましたが、昨年までは好景気と言われた名古屋の先生方も今年は初診の患者さんが激減して苦労をされているとのことでした。菅沼矯正歯科で も今年の春以降、患者さんの動向がおかしく、夏以降は初診の患者さんが激減しています。矯正歯科治療は「健康と美に対する自己や家族に対する投資」ですか ら、景気が悪くなれば投資をされる方はより慎重になりますよね。こんな時こそ、地に足の着いた地道な努力をし良質な医療サービス・矯正歯科治療を提供して いくことが大切なんでしょうね。
「綺麗な歯並びで健康的な生活を!」
”For your Beautiful Smile & Healthy Life"
「菅沼矯正歯科」
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